こんな本を待っていたんだ! 最初に発刊されたときの印象です。他社に、「城のある町への旅」をテーマにしたシリーズもありますが、やはり城好きにとっては、城そのものがテーマでなくては面白くない。その点、こちらのシリーズは、最新の研究成果を紹介しながら、かつての城郭の姿をできうる範囲正確な史料を元にCGで甦らせていて、城好きの心をくすぐります。この巻では、北東北・北海道のお城を取り上げていますが、盛岡城や弘前城、五稜郭などを詳細に紹介しており、興味深く読めました。
城好きの夢を実現!おすすめ度
★★★★★
こんな本を待っていたんだ! 最初に発刊されたときの印象です。他社に、「城のある町への旅」をテーマにしたシリーズもありますが、やはり城好きにとっては、城そのものがテーマでなくては面白くない。その点、こちらのシリーズは、最新の研究成果を紹介しながら、かつての城郭の姿をできうる範囲正確な史料を元にCGで甦らせていて、城好きの心をくすぐります。この巻では北東北・北海道のお城を取り上げていますが、弘前城や福山城(松前城)をはじめ、一般には知名度が低い盛岡城もCGで詳細に再現されており、非常に好感が持てました。
楽しめる内容ですが残念な点も
おすすめ度 ★★★☆☆
失われた日本の城郭建築をCGで再現し紹介するシリーズ。本巻でもバラエティに富んだ内容で楽しめます。しかし、目玉であるCGによる再現が少々不正確で明らかに誤っている箇所もあり学術的、史料的価値はまったくありません。CGそのものの水準も高いものではありません。しかし、往時の姿を想像して楽しむ分には十分なクオリティの物に仕上がっていますし、当時の屏風絵や図面、現況写真や古写真の掲載が豊富で見ていてとても楽しめる内容です。歴史小説、時代劇ファンの方にはお勧めです。