ホッカイダー、必携の書おすすめ度
★★★★★
疲れていませんか?
旅に出たくありませんか?
でも休みを取りたいといえば、上司の顔を思い浮かべて深くため息をつくアナタ。本書は、そんなアナタにオススメです。
正直に言うと、この人、文章はあまりよくありません。しかし、それを補って余りある、写真を眺めているだけで、どこかに行っているような気分にさせてくれます。これはなかなか難しいことです。
とくに、人との距離感が絶妙なのでしょう。列車内で出会った人々のスナップも、女性だから見せる無防備な表情が満載です。
2002年から3年がかりで丹念に取材した旅行記として、非常に好感の持てる一冊。北海道が好きで、夏冬問わず来ている方なら情報源としてもオススメですよ!!!
概要
各駅停車で北海道をめぐろうと思った。ひと駅ごとに足を停めて、走る列車に乗って、ゆっくりゆっくり見て、聞いて、かいで、味わって、感じながらただ旅することを目的にした旅がしたかった。ゴールなんか決めず、行けるところまで進もう。スタートにこだわらず、その場所から始めてみる。時にはイベント列車にも乗ってみよう。自分への約束事はひとつだけ、決して急がないこと。各駅停車を軸にした、北海道をめぐる列車の旅、それは二〇〇二年から二〇〇五年まで続いた。
内容(「MARC」データベースより)
ゴールなんか決めず、行けるところまで進もう。決して急がずに-。2002年から2005年まで、北海道をめぐった列車の旅。各駅停車を軸にひと駅ごと足を停め、出会った人、沿線を彩る草花、車窓を流れる風景を写真で綴る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
矢野 直美
北海道札幌市生まれ。情報誌編集部を経てライターとして独立、新聞や雑誌などで執筆。2000年より鉄道旅の撮影を開始し、翌年に著書や写真展などで作品を発表した。その後、撮って書く「フォトライター」として各メディアでフォトエッセーの記事を担当。写真展やスライドトークも行いながら、笑顔や出会いなど「幸せな瞬間」をテーマにした写真と文章を発表し続ける