とくに異常巻アンモナイトの写真は「巻き貝みたいなの」という印象しか持っていない人にはインパクトがあると思う。どんな自然の奇蹟が起きればあのような形になるというのだろう。その不思議の一端が意外にシンプルなモデルで説明されていて、なるほどと思わせられる。
化石が好きな方,採集へ行く方,化石を勉強したい方,全ての方達におすすめ度
★★★★★
この本をお薦めします.
内容は非常にわかりやすくアンモナイトの,化石の魅力が語られており,
読んでしまえばリュックを背負って化石採集に飛び出したくなる事は
請け合いです.
また,化石は買うだけという方にとっても,
化石の色々な見方が書かれており,お手元の化石がまったく違って
見えるようになることでしょう.
そして,恐竜博士や化石博士になりたい少年少女にも,
この分野,古生物学とはどんな学問なのか,
どのようにして研究がおこなわれているのか,
手に取るように判ることでしょう.
専門用語はたくさん出てきます.しかし,読めばどれも全てすっきりと
理解できるでしょう.解説の図版が充実しており,
全編カラー写真が文章の理解を助けてくれます.
本書には大きなバケモノも,スリルもハプニングも出てきませんが,
何千万,何億年も昔の生き物のロマンを真っ直ぐに追った
著者の早川氏の手による,素晴らしい知的冒険小説とも言えるでしょう.
しかし,その全てはリアルです.
本物に触れ,本物を追い,本物の謎に迫った一冊です.
早川氏は残念ながら,2005年1月に若くして亡くなられ,
本書は最初で最後の著書となってしまいました.
氏のような,野外で科学の真相に迫る証拠を追う地学研究者は
しばしば“フィールドジオロジスト”と呼ばれます.
この本を読まれた若い方達の中から次代のフィールドジオロジストが生まれ,
氏の研究を引き継いでアンモナイトの謎を解明される事を願ってやみません.
概要
アンモナイト研究の第一人者、三笠市博物館の早坂氏が最新の研究成果を解説する。
内容(「BOOK」データベースより)
姿も生活もすべてが不明。残されたものは美しい殻の化石だけ。世界一保存状態が良く豊富な北海道の化石を手がかりに、アンモナイト研究の第一人が、魅力と不思議に迫る。
内容(「MARC」データベースより)
繁栄期間3億5千万年。白亜紀末に海から消え去った謎の絶滅生物アンモナイト。世界一保存状態がよく豊富な北海道の化石を手がかりに、アンモナイト研究の第一人者が、魅力と不思議に迫る。