静寂が聞こえるおすすめ度
★★★★★
アラスカやオーストラリアの大自然と違い、北海道(主に富良野)の風景とその色調は多様で繊細です。
光や影も柔らかい感じがします。
被写体への敬意に溢れたこの写真集は、ほっとして癒されるというより、心が澄み渡っていく感覚を実感できるタイプの作品と言えます。
ラスト十数ページの雪景色を見ていると、張りつめた空気と静寂の中に、ひとりでたたずんでいるような感覚に囚われ、かすかな寂しささえ感じます。
概要
見る人に風の匂い、色彩の音色、大地への清涼なる思いと共に、ゆっくりとした時間と空間をあたえてくれる、心やさしい写真集。北海道在住の著者による、雄大な四季の数々。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高橋 真澄
1959年/北海道美唄市生れ。1990年/写真展「NORTH LAND IMAGE」(青菁社)。以後、精力的に活動