概要
人を寄せつけなかった厳冬の知床岬。雪と氷の世界に、初めて記者とカメラマン、動物研究者が足を踏み入れた。群れをなして越冬するエゾシカ、空を舞うオジロワシ、流氷の上でのんびり昼寝するアザラシ、時折、海から顔を出すクジラやイルカ…。地の果てといわれた知床の冬は、豊穣の冬だった。世界自然遺産登録をめぐって、人間の生活と動物の営みがぶつかり合う。魚を獲ってはいけないのか。里に下りてきたヒグマとどのようにつき合ったらよいのだろう、増えすぎたシカをどうすればよいのだろう。人間が自然と、これからどうかかわっていくべきか。その答えは知床にある。さぁ、必要最小限の荷物をもって知床へ行こう。
内容(「MARC」データベースより)
人を寄せつけず、地の果てといわれた知床の冬は豊穣の冬だった-。世界自然遺産登録をめぐり、人間の生活と動物の営みがぶつかり合う知床の魅力や実像を、最前線で活動する研究者と新聞記者の目を通して解き明かす。
出版社からのコメント
今夏、世界自然遺産への登録が期待される知床。人間を拒絶してきた厳冬期に研究者と記者・カメラマンが初めて立ち入った。歌にも歌われた、ハマナスの花が咲くロマン溢れる北の地は、動物たちが弱肉強食の闘いをくり広げる厳しい生存競争の場であった。そしてヒグマ、シカなど動物たちと正面から向き合う人間のドラマを活写。口絵に知床空撮、冬の動物たちなど迫力のカラー写真が満載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐古 浩敏
1963年、大阪府生まれ。朝日新聞北海道報道部次長。1987年入社。大分支局、西部本社社会部、東京本社政治部などを経て現職。厳冬期知床野生動物調査を担当し、調査に同行
谷口 哲雄
1959年、東京都生まれ。朝日新聞北海道報道部記者。1984年入社。広島支局、週刊朝日編集部、東京本社科学医療部などを経て現職。厳冬期知床野生動物調査を担当し、調査に同行
山中 正実
1959年、山口県生まれ。知床財団事務局長。統括研究員。北海道大学大学院水産学研究科北洋水産研究施設で海獣類の研究に携わった後、斜里町に就職。知床自然センター研究員、斜里町自然保護係長を経て現職
岡田 秀明
1965年、群馬県生まれ。知床財団事務局次長。主任研究員。酪農学園大学獣医学科卒業後、斜里町にて野生動物保護管理業務に従事。獣医師
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