反対でもいい、読まなければ何も良くならないおすすめ度
★★★★☆
私立札幌国際大学理事長である和野内さんによる、理想の北海道を問う数少ない問題定義の一冊です(絵はかわいいのにね)。
社会整備・道知事・市町村長・有権者・教育関係者・一次二次産業・観光業・そしてマスコミの各項目に分けて批評し、さらに編集者・舘浦海豹氏(あざらしくん)がアシスタントの「ぶぶまるくん」と共におしゃべり感覚で補足をするかたちで構成されており、けっこー大胆なことが書かれています。
資料データがないために説得力に欠け、いちばん読むべき政界・財界・自治体関係者を説得できるとは到底思えませんが、世の中を底辺で支える我々には「ある視点」から観た北海道の現状をどうすれば良くなるかを考えるきっかけにはなるのではないでしょうか。
かく言う僕も「札幌時計台と市役所の移転論」には反対ですが、社員旅行など団体のお客優先に機能している「観光論」や、採算性以上に完成後地域住民の足が奪われる現状から「北海道新幹線不要論」には賛成できます。
まずは偏見を捨てて読んでみて、そこから話し合いをする事が大切です。
概要
地方政治は民主主義の学校。世襲政治家が北海道をだめにする。市町村合併はまちづくりの好機。ゆとり教育なんて子供に不要。真の国際化は英語教育より郷土学習。元気老人がススキノを救う。
内容(「MARC」データベースより)
北海道新幹線なんて道民には不必要。北海道開発局の廃止が自立の一歩。失敗した苫東はアジア最大の空港に。「試される大地」は道民軽侮のコピーだ。北海道のために何をしたらいいのかを考えるヒントが満載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
和野内 崇弘
昭和7年(1932年)8月24日生まれ。学校法人札幌国際大学理事長。全国大学実務教育協会会長(2004年1月現在284校加盟)。北海道経済財政懇話会委員。日本私立大学協会評議員。日本私立短期大学協会副会長。同協会北海道支部長。日本ビジネス実務学会名誉顧問。札幌市定山渓振興策調査専門委員会専門委員(1976‐78)。北海道21世紀展望懇話会委員(1977‐79)。北海道既存温泉観光地再開発研究会研究員(1979‐81)。産業構造審議会専門委員(1980‐81)。NHK北海道地区視聴者会議委員(1980‐82)。道央地区観光土産品公正取引協議会審査委員長(1983‐)。北海道観光審議会副会長(1985‐96)。占冠村景観審議会会長(1987‐96)。北海道総合保養地域整備推進委員会委員長(1987‐2000)。ホワイトドーム推進会議事業運営専門委員会委員長(1989‐95)。北海道観光立県推進地方会議推進協議会委員(1990‐96)。札幌国際大学・同短期大学部学長(1990‐2003)。文部省短期大学視学委員(1992‐94/1996‐2001)。北海道オートリゾートネットワーク協会理事 (1993‐99)。北海道観光学会会長(1994‐2001)。文部省大学設置・学校法人審議会委員・専門委員(1995‐2000)