京都の庭園をあますところなく紹介おすすめ度
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京都の寺社の素晴らしさは、名園をじっくりと鑑賞することだと読み手に感じさせる素晴らしい本です。
巷の京都観光ガイド書に掲載の写真とは全く違う風格と威厳があります。
写真家水野さんの庭園に対する思いが伝わってくるようです。
庭園の歴史の理解には、「日本庭園の見方−歴史がわかる、腑に落ちる」が適書ですので、一緒にお求めになりますと一層日本庭園が好きになり、京都に行きたくなること間違い無しです。
造園業の方にも、特に造園施工管理技士受験の方は、この2冊はテキストにはなりませんが、副読本としては必須だと思います。
京都の庭園の美しさを是非鑑賞してくださいおすすめ度
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京都の中京に生まれ育って50年。京都の大学で日本史を専攻したこともあり、20才前後の頃から「庭園の美」には関心を持ってきましたし、また数多くの庭を鑑賞して来ました。
京都周辺には、実に名庭が多く点在しています。公開されていてもその全てを鑑賞するとなると多くの年月が必要になってきます。
この本は、京都の良さの全てをご存知の水野克比古さんが撮られた京都の「名庭園」の集大成とも言うべき写真集ですから、どのページを開けてもため息がでるほど素晴らしいショットで埋め尽くされています。
『京都名庭園 』では、そのような有名で代表的な名庭を約100庭ほど選んで掲載されています。綺麗な写真と素晴らしい解説がありましたからとても分かりやすかったですね。まだ訪れたことのない名庭と いつか実際に対面したいと言う気持ちが強くなってきますね。
このような庭は自然界の美しさを再現し、その中には宇宙観のような思想までも込められています。日本人の美意識のエッセンスなのでしょうね。
観光客にとって利用しやすいように解説や地図・交通路等も掲載されていますので利用しやすいですね。外国からくる観光客に分かるよう英文も併記されていますので、理解の助けになると思います。
京都の様々な名園98件を美しい写真で紹介した本ですおすすめ度
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京都の庭園98件を美しい写真と簡潔な文章で紹介した本です。この種の本の場合、掲載物件の選定が重要になってくるかと思いますが、設立時期で見ても、平安時代のものから平成のものまで、また、庭園の種類にしても、池泉式、枯山水式、浄土式等々、様々な庭園が金閣寺、竜安寺といったメジャーなものから余り知られていないものまで掲載されており、「へえ、こんなものもあったのか」と楽しめます。また、撮影は京都の写真家として有名な水野克比古氏が全て撮影されており、構図も含め、美しい写真が満載されています。また、掲載されている物件は全て拝観可能なものであり、簡単な説明と地図がついていますので、気に入った庭園を見に行く際のガイドブックとしても使えます。
内容からすれば価格もお手頃であり、京都ファン、庭園ファンにはお奨めの本です。
写真がとてもキレイで癒されました♪おすすめ度
★★★★☆
外国で庭設計をしている知人へのプレゼントとして購入しました。
とてもキレイな写真で、心が和んだようです。
さすがにプロ・・・。これを持って、実際に京都を歩きたくなります。
入門書としても難しくなく、全くの初心者にも分かりやすいかと思います。
また、簡単ですが、英語解説もあるので外国の方へのプレゼントにオススメです。
これなら絶対に喜んでくれること間違いなし!
1つ要望としては、全体的に暗い感じかもしれません。京都の名庭なので仕方ないかも知れませんが。
推古出版の他の商品も欲しくなりました♪
概要
平安京建都以来、1200年の歴史の中で作り続けられた京都の庭園。その名庭園から拝観できるすべての庭、約100庭を収録。庭やお寺の解説、地図、アクセス等も掲載。英文も併記でガイドにも使える充実の写真集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水野 克比古
1941年京都市上京区に生まれる。1964年同志社大学文学部卒業。1967年東京綜合写真専門学校研究科卒業。1969年から京都の風景・庭園・建築などの撮影に取り組む。2000年、西陣の地に江戸時代後期建築と伝わる町家を修復、水野克比古フォトスペース「町家写真館」を開設、ミュージアムとして公開している。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員