京都の歩き方を変えてくれます。おすすめ度
★★★★★
今まで、お寺や名所・旧跡、グルメを漫然と追っかけてた「京都行」が、この本に出会って全く変わってしまいました。例えば、西陣に空襲の痕跡を訪ねたり、大正期の米騒動の経路をたどったり、江戸期の医学史遺跡を追ったり・・・そして、行ってみるとそこに残っているものが確かにある。その驚きと感動は厳粛ですらある。京都の表面をなぞるだけの「テキスト」や、横行する京都自慢(傲慢)の類書と比較して、京都の光と影、戦争や人権、社会問題にも目をそらさず、それでいて歩けるガイドブックになっている。また、京都府下の各地域についてここまで興味を持てる本も無かったでしょう。続編を期待します。
概要
魔界潜入!町衆復活!新選組検証!軍都再現!町づくり・村おこし…京都人が本当に知って欲しい京都がここにある。知られざる京都の謎と魅力・光と影を、75の新視点から解き明かす。京都人より、京都に強くなれる21世紀の最強ガイド。
内容(「MARC」データベースより)
広くて深い京都は観光だけじゃもったいない。知られざる京都の謎・魅力・光と影を75の新視点から解明。地図、豆知識、アクセス、見どころ・ホームページ等の情報も充実。京都人より京都に強くなれるガイド。