「流れ橋」の写真を見るだけでも価値があります。先人の知恵が詰まった京都。そこに繰り広げられるとっておきが素晴らしい。今までにないガイドブックです。
従来のガイドブックの記載に食傷気味の人にオススメしますおすすめ度
★★★★★
「とっておきの京都」というタイトルがいいですね。私も京都の中京に生まれ住んで50年の者ですので、「生粋の京都人」なのかも知れませんが、本書はとても参考になりましたね。
京都の観光ガイドブックとは全く性格を異にしています。とても珍しい場所や風俗、伝統などが満載されていますので、ありきたりのガイドブックに食傷気味の方にオススメしたいと思います。
森毅さんが紹介されている「美山の入母屋集落」は特に関心を持ちました。京都でありながら、不便な場所ゆえ、訪れるのがなかなかままならないところですが、本書の写真やお話を読むにつけ、ますます行きたくなりました。
「日本一長い木の橋(流れ橋)」である上津屋橋をご紹介された寿岳章子先生のコメントもまた参考になりました。学生時代の恩師の一人ですので、より感銘を受けたのかもしれません。ここもまだ訪れていませんので、本書を片手に探訪したいものです。
本書の紹介者は全部で44人に上りますので、それぞれの方の「とっておきの京都」をかくもハンディに確認できるだけでもお値打ちです。
一味違ったガイドブックですおすすめ度
★★★★★
ご存知サライのショトルトラベルシリーズの1冊です。サライ編集だけに京都のガイドブックといっても一味違ったものになっています。
具体的には、京大教授、能楽師、版画家、建築家といった個性的な面々44名
がそれぞれのとっておきの京都、併せて100件を紹介し、それを写真2P、文章2Pで説明する構成となっていますので、見やすさは抜群です。
また、紹介されている所・物も、個性的な面々が紹介する京都だけに、京都生まれで京都育ちの私も知らなかった所・物が多く、この本を持って京都を訪ねたくなりました。普通の京都ガイドブックにあきたらない方にお奨めします。
京都人でも楽しめるガイドブックですおすすめ度
★★★★★
副題に「生粋の京都人44人が選んだ」とあるように、森毅京大教授をはじめ、個性的な面々が自分だけの隠れ名所を紹介したものですので、京都人でも知らない、普通のガイドブックにはない名所が随所に載っています。
また、構成も写真2ページ、文章2ページとなっていますので、非常に見やすいです。
京都人や旅行通でも「読んで、見て」楽しめるガイドブックになっています。
私もこのガイドブックを持って、ここに載っている名所を巡ってみたくなりました。
概要
本書は『サライ』に好評連載された「私のとっておきの京都」1995年9月21日号~1997年7月3日号掲載分に紹介地を新たに加え、まとめたものです。登場していただいた44人の方々は、京都在住の各界の頂点に立つ大御所ばかり。それぞれに思い入れのあるとっておきの場所をご紹介いただきました。その結果、寺社、散策コースから、料理店、伝統工芸品、旅館まで、100軒もの多岐にわたるジャンルの紹介地を収録することが出来ました。また、本書の特長は、写真にもこだわり、紹介地の写真は見開きで1点ないし3点。京都1200年の歴史の一端を支えてきた各氏のこだわりの理由と共に、見て美しく、読んでおもしろい、従来の京都ガイドブックとは一線を画した内容に仕上がりました。
内容(「BOOK」データベースより)
100か所の観る、食べる、買う、泊まる情報を満載。
内容(「MARC」データベースより)
版画家、友禅作家、京木具・指物師など生粋の京都人たちが、他のガイドブックでは味わえない京の旅をプロデュース。観る、食べる、買う、泊まるなどの情報を満載した一冊。〈ソフトカバー〉
出版社からのコメント
京都に住む有名人が、神社仏閣から料理店」、伝統工芸品まで、観光客にはわからない、とっておきの京都を案内。