「はんなり」という京都言葉が、手にした瞬間から伝わってくる美しい本。表紙の色やデザインに始まり、テーマ毎に考えられたレイアウト、読んで楽しいコラム、きれいな写真は、小さな「写真集」としても楽しめるかもしれない。紹介されている品も幅広く、京都ならではの野菜や漬物から、コーヒー、洋菓子、調味料まで。著者が一軒一軒に足を運び、時間をかけて取材を重ねたことがうかがえる丁寧な文章が、いっそう商品の魅力を引き立て、読んでいるだけで楽しくなる。お取り寄せの「お作法」が書き添えられているのも、また京都らしい。各商品の小見出しも工夫が凝らされており、隅々までじっくりと読みたくなる一冊だ。だから、1冊は実用書としてボロボロになるまで使い込み、もう1冊は美しいまま手元において眺めたい。万一あなたがグルメでなくて、実用書として使わなくても、読み込んで傷むことを考えれば、やっぱり2冊購入されることをおすすめします!
美味しく楽しむ京都おすすめ度
★★★★★
京都で目にする食べ物は、見た目も素敵な物が多いように感じる。日本らしい美しさが
どこよりも似合う場所のような気がする。この本を見ると更にそれを感じる。
食べ終わっても何かに使いまわせそうな器や箱。包み紙や包み方も素敵。
今度訪れたら、お昼に食べたいお弁当やお土産に買ってきたいお菓子、
アルコールやコーヒー、油や調味料まで紹介されている。
京都に行く時には是非参考にしたい本の一冊です。
概要
京都で買う、取り寄せる。旅先で「おみやげガイド」として、自宅で楽しむ「お取り寄せガイド」として、とくにおすすめの「おいしいもの」を紹介。全104店舗と錦市場のMAP付き。
出版社からのコメント
京都のガイドブックは山ほどあるけれど、本書は一冊まるごと旨いものにテーマをしぼった「京みやげ+お取り寄せガイド」です。本を開けば、和菓子、洋菓子に京野菜、湯葉に豆腐、漬物、調味料、寿司、お弁当、お茶……京都ならではの、ほんまもんがずらり。老舗や名店だけでなく、知る人ぞ知る味もご紹介。もちろん、便利なデパ地下出店情報、詳細な地図も収録しました。この本を片手に、京都の店を訪ね、和菓子やお弁当を買うもよし。料亭の味を取り寄せ、自宅で味わうもよし。大切な方へ贈り物にするもよし。さあ、京都の「おいしおす」をたっぷりと召し上がれ!
著者について
関西生まれで、京都に幼い頃から慣れ親しんでいる、“食材店マニア”。コピーライターとして広告業界で活動後、NYやヨーロッパの滞在をきっかけに食文化に傾倒。イタリア・ピエモンテ州のホテル学校でイタリア料理の概論を学ぶ。現在はフードライターとして雑誌などに執筆。著書に『こだわり食材&買える店』(新星出版社)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
沖村 かなみ
関西生まれで、京都に幼い頃から慣れ親しんでいる、“食材店マニア”。コピーライターとして広告業界で活動後、NYやヨーロッパの滞在をきっかけに食文化に傾倒。イタリア・ピエモンテ州のホテル学校でイタリア料理の概論を学ぶ。現在はフードライターとして雑誌などに執筆