京都のみかたが変わりますおすすめ度
★★★★☆
この本は旅のガイドブックとは、一線を画してると思います。
内容も面白く、気がつけばイッキに最後まで読んでいました。
修学旅行でいった京都を、がらっと変えてくれる内容で読むほ
どに興味が深まりました。お寺って、こんなに身近にあってい
ろいろ教えてくれるものとは、目からウロコです。お寺と聞く
と、死後の世界でお世話になるものと
いうイメージでしたが、現世でもいろいろ教えてくれる
ものなんですね。
こんど京都旅行をするときは、ホテルを利用しないで、絶対に
宿坊に泊まってみようと思います。
京都人も知らない京都の姿おすすめ度
★★★★★
長く京都に住んでいますが、実はお寺にあまり行ったことがなく、その寺がどんな寺なのか、そこでどんなことが行われているのかは、あまり知りませんでした。でも、この本を読んで、一見皆同じに見える京都の寺が、実は一つ一つ違った個性と歴史を持ったものだとわかりました。
しかし、この本の魅力はそれだけではありません。泊まれるお寺とその周辺の散歩の仕方、坐禅、尼さん体験、精進料理、日本美術や仏像の鑑賞法など、それはもう盛りだくさんな情報があります。
しかも、読んでいてとても楽しく、イラストもおもしろくて、ところどころでくすっと笑ってしまう。そして、人生と旅についてもしみじみと考えさせられる。そんな多面的な読み方ができる、ガイドブックを越えたおもしろ読み物です。
概要
京都を旅する場合、お寺巡りは欠かせませんが、その寺が、いつごろできてどんな意味のある寺かをご存知の方は、意外と少ないもの。この本は、お寺の宿坊に泊まって、坐禅、尼僧コスプレなどのプチ修行を体験し、京都の歴史、文化を眺めながら周辺を散歩する楽しさなどをお伝えする、ディープな京都旅のネタ本です。精進料理、お寺のまわりの和菓子屋さんなど、おいしい情報も散りばめてあります。
内容(「BOOK」データベースより)
この本の目的は、単に京都の宿坊を紹介することだけではありません。宿坊に泊まって、どんなふうに歩けば仏教とその周辺の文化を知ることができるのかという、著者のゲームのテクニックを伝えます。
内容(「MARC」データベースより)
宿坊に泊まって、どんなふうに歩けば、仏教とその周辺の文化を知ることができるのか。元有名女性誌編集長が発見した京都旅の極意。「癒し」と「グルメ」からみた、類書のない寺旅の本。宿坊データ付き。
出版社からのコメント
“Deep Kyoto,Slow Kyoto”
元有名女性誌編集長が発見した京都旅の極意!
それは何と、お寺に泊まってプチ修行をすることだった。
癒しを越えたDeepでSlowな京都寺旅満載の一冊!
[知っていればお寺めぐりが10倍楽しい!]コラムや宿坊データも満載。
“京都検定の最新参考書!”
著者からのコメント
坐禅や尼僧体験、ご祈祷など、仏教カルチャーは、体験してこそおもしろい不思議世界です。
仏教の歴史や仏像の見方などのお勉強コーナーもありますが、意外と簡単に読めて、ところどころで笑っていただけるはず。
旅のガイドとして、肩の凝らない読み物として、ぜひ、京都旅行に持って行ってください。お役にたちます!
カバーの折り返し
この本の目的は、単に京都の宿坊を紹介することだけではありません。宿坊に泊まって、どんなふうに歩けば仏教とその周辺の文化を知ることができるのかという、わたしなりのゲームのテクニックをお伝えしたい。そして日本のミステリーを存分に楽しんでほしい。そんな気持ちで、これまでしてきた京都旅について書こうと思います。
(本書より)
著者について
『寺旅&仏教文化研究家』
早稲田大学美術史学科卒業後、『ノンノ』編集部にて、ファッション担当編集者となる。その後、妊婦雑誌『たまごクラブ』の編集長を数年間務めた後、寺と聖地巡りのおもしろさに目覚め、各地を貧乏旅行して歩く。その際、もっとも有益な宿はお寺の宿坊であることに気づき、この本を書くに至った。大昔は服を見ただけでファッションブランドの名前を言い当てられること、その次は、妊婦さんを見ただけで、妊娠何ヶ月か、男の子か女の子かを言い当てられることが自慢であったが、今では、目をつぶっても京都を歩けること、門の写真を見ただけでどこの寺かを言い当てられることが自慢である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
吉田 さらさ
寺旅&仏教文化研究家。岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部美術史学科卒。集英社『ノンノ』編集部にて10年間ファッションページを担当、風讃社〈ベネッセ・コーポレーション発行〉『たまごクラブ』編集部にて数年間編集長を務めるなど、雑誌編集者という名の力仕事に20年ほど携わるが、体力を使い果たして休業に入る。その後、お寺や仏教文化の面白さに目覚めて日本全国の聖地巡礼を開始