日本の古都京都で毎日のように「響き合っていることば」をあつめ紡いだもの。本書は「はんなり」(主として色彩に用いて華やかで上品な明るさ)感のカラー写真で「あんじよう」作られています。みなさん「どうどす」と勧めても「おおきに」と言っただけで買われへんのと違いますか。「歳時記」ふうに季語を中心に、洗練された構成になっており、雅の世界に誘ってくれます。川端康成の小説『古都』では「人を春にする」紅しだれ桜に目を見張る花洛京都の桜がふんだんに紹介されている。花の寺と呼ばれる西行桜の勝持寺。「渡月橋」「嵯峨野」「北山時雨」等々限りなく魅力的なことば、そして魅了してやまない風景…それを紹介したのが「京都の品格、気品のあふれる」本書です(雅)
望郷の本。京都のバイブル。おすすめ度
★★★★★
〜これは“美しい”本です。
京都の四季、暮らし、寺、食、ことば。
それぞれにまつわる『京のことのは』を、
素晴らしい写真をちりばめながら、解説してくれます。
京都に興味のない人にはもちろんつまらない本です。
しかし京都を身近に感じている人(京都に住んでいるいないに関わらず)には、
たまらない京都のバイブルとなるでしょう。
〜〜
ふとした時に開いて、何ページかを読む。そしてまた閉じる。
そんな読みかたが、いいと思います。
故郷をはなれて20有余年。
この本を開きながら、故郷を想い、
「いつか戻るぞ・・・」と、心に誓っています。〜
概要
競べ馬、町家、お茶屋、夏座敷、お西さん、お東さん、夫婦煮き、おこしやす…。千二百年の古都、日本人の故郷。訪れるほどに奥深い、都人が大切にしてきた、美しい日本語503の響き。
内容(「MARC」データベースより)
競べ馬、町家、お茶屋、夏座敷、お西さん・お東さん、夫婦煮き、おこしやす…。千二百年の古都、日本人の故郷は訪れるほどに奥深い。都人が大切にしてきた美しい日本語を、写真とともに紹介する。