「坪庭」ってご存知ですか? この本で京都の奥深さを感じてください。おすすめ度
★★★★★
京の中京に住んで50年になる者です。
京都の町屋の特徴はうなぎの寝床という建築様式ですので、どうしても光を感じたり、通気性を高めるという実用目的に坪庭は欠かせません。そして、京都人の美意識が、その坪庭に小宇宙を再現しました。
こうして、改めて一冊の本として「坪庭」の名庭をじっくりと鑑賞しますと、他の都市にはない京都の美の凝縮が感じられます。先だってもこの本に紹介されている角屋を訪れ、お茶屋建築を堪能してきましたが、本書にあるように坪庭も捨てがたい魅力を秘めていました。
「坪庭と食す」の章に詳しいのですが、最近では、町屋でお食事ができるお店が増えてきました。立派な「坪庭」のあるお店なら、大抵他府県の人をお連れしても間違いがありませんね。京都らしい風情を残し、庭と味の鑑賞が同時に楽しめるお店の紹介は本当に参考になりました。実用書としても素晴らしいと思います。
従来の京都観光の視点とは一味違う魅力の発見に努めてください。この本をガイドブックとして・・・・。
概要
京の町家には坪庭がある。
躍動感にあふれていたり目を閉じてひっそりしていたり、
確かなのは「坪庭には何かが宿っている」こと、
「はじめて出会ったはずなのに、懐かしい」ということ、
「感じる」「食す」「買う」「観る」の坪庭にご招待です。
内容(「BOOK」データベースより)
京町家の小宇宙へようこそ。京の町家には坪庭がある。躍動感にあふれていたり目を閉じてひっそりしていたり、確かなのは「坪庭には何かが宿っている」こと、「はじめて出会ったはずなのに、懐かしい」ということ、「感じる」「食す」「買う」「観る」の坪庭にご招待です。
内容(「MARC」データベースより)
京の町家には坪庭がある。躍動感にあふれていたり、目を閉じてひっそりしていたり…。確かなのは「坪庭には何かが宿っている」こと、「はじめて出会ったはずなのに懐かしい」こと。感じる・食す・買う・観る坪庭への招待。
出版社からのコメント
京の庭師として著名な小埜雅章氏の監修のもと、評判の名庭でありながら、どなたでも気軽に立ち寄る事のできる、食事処、甘味処、おみやげ物屋、小間物屋等で光彩を放つ坪庭をオールカラーにて紹介。
京都は何度も行ったという方にこそ、是非にもオススメしたい。京都を、そして京の町衆の粋を感じる「坪庭をめぐる旅」。新機軸ガイドブックの誕生です。
カバーの折り返し
京町家の小宇宙へようこそ