去り行くもの・でも・目をとめて。おすすめ度
★★★★★
ほんと、このタイトル口に出すの、意識しちゃうんだよね。友人に薦めた時、「は?」と聞き返されると2度目言うの、ちと照れる(笑)。でも、面白かったよ。「古いものがすべて良い」って思えなくてもいいし、保存とかどうでもイイって思ってる人でも、〈街に対する見方がちょっと変わって、楽しい〉そういう感じで読んでくれればいいと思う。
人生の中で、ただ通過していくだけ風景もあるし、形として残らなくても、心に刻まれるものもある。だけど、ちょっと自分の感性や美意識を刺激したりするだけで影響し合い、救えたり、変わる「何か」があるかも・・・。若くて知らないこともあるし、年とってても知らなかったことがある。とりあえず、文庫は手頃だし、読んでみよう!街に出たら(目の)シャッター押したくなるよ。もちろん、東京在住でない私も楽しめました。
ふと見つめる東京おすすめ度
★★★★☆
見慣れた風景が「都市計画」の名のもとに一変され、喪失感にとらわれたことはないだろうか。震災、戦災、高度成長とともに私たちは過去の日常を忘却の彼方に葬り去ってきた。失われたそこには何某かの当たり前の「日常」が確かにあり、記憶が宿っている。忘れられつつも、都市の中で佇む日常の風景や建築をつぶさに探索したエッセイ集。この書のタイトルを見て『VOW』的なお笑いを期待するならそれは間違い。。。
概要
転変激しい大都市東京。その膨大な日常風景に埋もれた何か、目を変えてこそ発見できる何かを、著者は「珍景」と呼ぶ。例えば、見慣れた街並に潜む大正や昭和初期建築の遺物、なるほど異観である配水塔、豆腐屋のラッパの音が似合うような刹那―古さを温存するイギリスをよく知る、著者ならではの観察眼で発掘された「珍景」たちを、喜び面白がり愛惜をこめて“記録”したエッセイ&写真。